■日時:5月14日 22時
■場所:🎙音声Twitterスペース
📒 テキスト http://t.me/OtakuLabs
■参加者
Host:SUZU,AMURO
Guest:Ben Kim様(ベン・キム)
通訳:RIO様

Q)本日のゲストBen Kim様(ベン・キム)の自己紹介をお願いします。
A)私の名前はBENで韓国出身です。2021年に設立されました。そろそろメインネットのローンチが迫っているので日本の皆様にもOverProtocolを知ってもらいたいと思い参加しました。

Q)コンセプト、世界観について教えてください。(そもそも「OverProtocol」とは?)
A)OverProtocolは、バリデータが民主化されたコミュニティ主導のレイヤー1ネットワークです。私たちのビジョンは、世界で最も分散化されたネットワークを構築することです。overという名前は、この言葉が様々な文脈で使われており、「OverProtocol」も同じように広く使ってもらいたいという思いからつけました。

Q)どのようにして生まれたのか、その背景と起源について教えてください。
A)OverProtocolの創設者であるベンは、2017年から数年にわたりイーサリアムのノードの最適化を研究し、EuroSys ’21で「Ethanos」と題する論文を発表しました。ノードのストレージオーバーヘッドのために、最新のブロックチェーンは中央集権化され、アクセス不能になりつつある中、彼はノードを軽量化することでデータと自律性を個人にもたらすためにOverProtocolを設立しました。

Q)どういうプロジェクトチームで作っているんですか?
A)私たちのチームは韓国のブロックチェーンコミュニティから生まれました。創設者のベンは、ソウル大学を拠点とする最大のブロックチェーンクラブであるDecipherの創設者でもあります。現在over protocol チームは41名います。

Q)Over Walletとはなんですか?何が出来ますか?
A)OverWalletは、Web3にとらわれないユーザーエクスペリエンスを重視した、ユーザーフレンドリーなウォレットです。OverWalletを使えば、専門知識がなくてもOverProtocolを使うことができます。

Q)OverNodeとはなんですか?
A)OverNodeはOverProtocolの保護者であり、個人がバリデーターとなることを可能にします。人々はプロトコルに貢献し、報酬を得ることができます。

Q)OverSpaceとはなんですか?
A)OverSpaceはK-カルチャーに特化したクーポンのマーケットプレイスで、ユーザーにリアルなユーティリティを提供します。韓国文化を楽しみたい人、韓国文化に投資したい人が利用できます。
ホテル・コンサートなど韓国文化に関係したクーポン・バウチャーのマーケットプレイスです。日本でのホットペッパーみたいな感じ。

Q)その他にlayer1ブロックチェーンプロジェクトと異なる主な点は何かありますか?
A)OverProtocolのユーザーはもう単なるユーザーではありません。プロトコルに貢献し、報酬を得ることができます。web3に馴染みのない人でも簡単にエコシステムに参加し、OverProtocolのアクティブユーザーになることができます。

Q)NFTの発行枚数、ホワイトリストの数、セール価格を教えて下さい。
A)最大20,000のNFTが発行され、2,500がホワイトリストに登録されます。パブリックセールの価格は0.05ETHで、ホワイトリストは0.025ETHです。

Q)NFTの購入者にはどのようなメリットがありますか?
A)まず、エアドロップとして500 OVERトークンを各自に配布します。メインネットローンチ後、Nethers(NFTホールダー)のための様々なイベントを開催する予定ですが、詳細は今は明かせません。NethersはOverProtocolのブランドとなりますので、どうぞご期待ください。
解答をお願いします。

Q)NFTを保有する事によって何かメリットはありますか?
A)今はまだ詳細は話せませんがNFTホールダーはたくさんのベネフィットがありますので、乞うご期待ください。

Q)Overトークンの役割について教えてください。また、$OVERトークンの獲得方法、エアドロップについても教えて下さい?
A)OVERトークンには、レイヤー1ブロックチェーンとして、バリデータのステーキングと取引手数料という2つのユーティリティがある。ユーザーはtestnetの$OVERトークンを獲得することができ、アクティビティスコアはエアドロップのために計算されます。

Q)OverProtocolといえば、誰でも簡単にNODEを建てられることだと思いますが、何故そこまでNODEにこだわっているのでしょうか?NODEがいっぱい建つとなにかメリットでもあるのでしょうか?
A)ノードを運用するための障壁は、ユーザーを遠ざけ、単なる参加者にしてしまいます。その結果、ユーザーは機関に依存せざるを得なくなり、さまざまな機会を奪われます。私たちは、軽量ノードを持つユーザーによって運営される新しいブロックチェーンを構築したいと考えています。人々はプロトコルの維持者となり、自らデータにアクセスし、収益を得て、ノード運営によって機会を掴むことになります。

Q)テストネットではnodeを建てる推奨スペックが上がりましたがメインネットではどのくらいのスペックが必要になりますか?
A)テストネットとメインネットの仕様は基本的に同じとされていますが、高性能なデバイスを使用することがバリデーションには有利になります。詳細な情報は間もなくドキュメントで公開される予定です。

Q)急にNFTが出てきたのはどんな理由があるかも教えてください。
A)この計画は進行中ですが、突然に感じるかもしれません。その点は申し訳ありません。しかし、これらのNFTを使用してコミュニティと一緒にブランドを構築します。今後のアップデートをお待ちください

Q)イーサリアムのノード数が今11312ですが、同等の堅牢性を実現するにはどの程度のOver Validator数が必要と考えていますか?ハイスペックPC vs 弱小個人PC何台分くらいの差があるのかなっていう興味がありました
A)Proof of Stake (PoS) ネットワークの堅牢性は、少なくとも3分の2のバリデーターがオンラインであることを維持することに大きく依存しています。統計分析によると、80%のアップタイムで個人のPCを使用する場合、安全を確保するためには約1,000のノードが必要です。

しかし、Ethereumのように高性能の機器を使用し、95%のアップタイムを持つネットワークでは、必要なノード数が大幅に減少し、90%のアップタイムには20,000のノードが必要です。

重要なポイントは、ノード数を増やしアップタイムを改善することがネットワークの堅牢性には不可欠であるということです。OverProtocolは参加障壁を下げ、技術能力を向上させることにより、全体的なアップタイムを向上させることでこれらのニーズに対応しています。

Q)OverProtocol が他のL1に負けない売りは何なのか難しい言葉をなるべく使用せず簡単に教えて欲しいです
A)まず第一に、メインネットプロトコルのバリデーターであることは、ユーザーにとって楽しく、報酬も得られる経験になるでしょう。これにより強固なコミュニティが形成され、人々は常にネットワークに参加し続けるでしょう。これは、Dappサービスプロバイダーにとっても有益です。なぜなら彼らも自身のサービスのためにノードを運用する必要があるからです。ユーザーとプロバイダーを統合することは、OverProtocolの最も競争力のある利点です。

Q)バリデーターの年率を主に決定する要因は何ですか?
A)ステーキング報酬は基本的に、各期間に発行される量によって決まり、参加しているバリデーターの間で分配されます。
報酬の構造には、バリデーターの目標数と総ステーキング額に基づくフィードバックメカニズムが含まれています。ステーキング額が目標より低い場合、より多くのステーキングを促すために追加の報酬が適用されます。
実際に受け取る報酬は、このAPRに基づいて計算され、デバイスの平均アップタイムに合わせて調整されます。トークノミクスと報酬計算の詳細は、当社のドキュメントで確認できます。

Q)今、どの国のユーザーが最も多いですか?
A)ナイジェリアです。ノード運用者で言うと1位が韓国で2位がタイです。

Q)NFTの総数2万枚は多いような印象を受けましたが、価値が薄まる心配はありませんか?
A)なるべく多くの方にNFTを買ってもらってノードを立てて欲しいからです。
580万人ユーザーを考えたら決して多くない数字です

Q)Web3モバイルインフラであるJamboとの事業提携は、OverProtocolにどのような影響を齎すと思いますか?
A)スマホでノードを立てるのがオーヴァーの目標だが、アップルなどは法律が厳しいのでjamboと提携して目標を目指している

Q)今年、最も注力している事は?
A)二つの点があります。発展途上国と先進国の事です。
発展途上国に関しては既存の金融機関などを使わずに多くの人が経済的に自立してやっていけるような環境を作りたい。OverProtocolを使ったマイクロファイナンスをしていきたい。
先進国に関しては今までなかった新しいマーケットプレイスを作りたい。

Q)メインネットが近いですがブラストのように色々なプロジェクトを呼び込む施策はありますか?
A)オーバーザレインボーというのを開催予定で多くのPJが参加してもうことが目標

Q)今後のプロモーションや戦略などあれば答えられる範囲内で教えて下さい。
A)$OVERトークンの有用性を最大化するために、様々なパートナーシップを計画しています。今は詳細を公表できませんが、ユーザーは様々な方法で$OVERトークンを利用する機会が多くあります。

Q)最後に視聴者やコミュニティメンバーに向けてのメッセージがあれば、お願いします。
A)私たちは多くの日本人ユーザーを抱えていますし、日本にはバウチャーのチャンスがたくさんありますから、日本で多くのイベントを開催し、さまざまなプロジェクトを立ち上げたいと考えています。日本のコミュニティと一緒にユーティリティを作ることを目指しています。

 

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